競技志向の色合いが濃い、305gのラケット2つの比較インプレです。
今回のインプレでは、
- ダンロップCX200は、2018年12月発売開始の現行最新バージョン
- ピュアストライク16×19は、2017年モデルを使用しています。
ピュアストライク16×19 最新バージョンは、2019年10月に国内販売が開始されました。
インプレ記事を読む前に
ラケットやガットのインプレ/レビューは「個人的な感想や意見」で人それぞれ。
「誰がこのインプレ記事を書いてるの?」というのは重要な情報のひとつです!
プロフィールも、記事を読むときの参考にしてください↓
スペック
ピュアストライク16×19 | ダンロップCX200 | |
---|---|---|
サイズ | 98平方インチ | 98平方インチ |
ウェイト | 305g | 305g |
バランス | 320mm | 315mm |
フレーム厚 | 21-23-21mm | 21.5mm |
パターン | 16×19 | 16×19 |
こうやって数値を並べてみると、案外と似ている感じがしてしまいますね。
実際の使用感は、もっと全然ちがいます。
共通点
ピュアストライク16×19とダンロップCX200は、どちらも簡単なラケットではありません。非力な人にはあまり向いていません。
とは言いつつ、両方のラケットは、それぞれある種の操作性の良さを持っています。「あ、これ無理!」と感じる人と「あ、これすごく使いやすい!」と感じる人で、くっきり分かれると思います。
ピュアストライク16×19とダンロップCX200は、振れば振るほど性能の高さが際立ってくるラケットです。
スイングスピードに自身がある方に、向いているラケットですね。
パワーアシスト
ここからストロークとサーブについてです。
フラット系のショットでは、ピュアストライク16×19とダンロップCX200の両方とも、延びのあるボールを打てます。
スナップバックによる回転系のボールを打つとき、パワーアシストが強いのは、ピュアストライク16×19です。
回転量
ピュアストライク16×19は、安定して回転系のボールを打つことができます。回転のアシストが強いわけではないので、ハードヒットしつつ回転をかけていく技術は必要です。
ダンロップCX200は、フェースの上部でボールを打つとき、ものすごく回転がかかります。一方で、フェース中心部でインパクトしたときは、それほど回転はかかりません。
CX200のこの辺の詳細は、こちらの記事にかかれています:
ダンロップCX200を使いこなせば、回転量の差が大きいショットを繰り出せるので、対戦相手は嫌がりますね。
回転量としては、
となります。
ボレー
取り回しの良さは、ダンロップCX200が秀逸です。タッチ系のショットもやりやすいです。
ピュアストライク16×19は、ボレーの準備が遅れがちになります。CX200より威力は出しやすく飛んでくれるので、攻めのファーストボレー等はやりやすいです。
この辺りは、スペック(バランスとフレーム厚)どおりの感じですね。
まとめ
2つのラケットを比較すると、個性が際立つので、ラケットの特徴をつかみやすいですね。
比較結果として、ざっくり言うと、
- ピュアストライク16×19は、威力のあるボールを安定して繰り出しやすい。ストロークが好きな人や、シングルスプレイヤーに向いている。
- ダンロップCX200は、種々のショットのピークを高めることができる。ダブルスプレイヤーやオールラウンダー、多彩なショットを打てる技巧派の人に向いている。
となります。
ピュアストライク16×19はシングルスプレイヤー向きと書きましたが、ダブルスの世界女王とも言えるマテック=サンズ選手は、ピュアストライクを愛用してますよね。
彼女はぼくの大好きな選手の一人で、いつも強気に、オールラウンドに攻めていくプレイスタイルに憧れてます。カッコイイですよねー。ファッションの趣味はちょっと違いますが…
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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