グリップのサイズどうする?【テニスラケット選び方】社会人初心者向け5つのポイント

グリップのサイズ はぴとくメモ

どのテニスラケットを購入するか迷っているとき、グリップサイズが気になることはありませんか?

自分にあっているグリップサイズは、ほんとうにこれなのかな?

そんな疑問をお持ちの方、特に「社会人でこれからテニスを始めようとしている方・始めたばかりの方」に、読んでいただきたい記事です。

テニスラケットのグリップサイズに関することを、ポイント①〜⑤にまとめました。

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①まずは実例を確認しよう!

まずは実際の例を見てみましょう。

最初のサンプルは、ぼくの手です笑

18cmくらいです。男性だと「普通か、ほんの少し小さめ」くらいだと思います。

グリップサイズはを使っています。どちらかというと細めのグリップが好みです。

テニスをはじめた頃はで、手首を痛めてにして、ラケットの操作がしやすいに戻した、という経験があります。

次に女性のサンプルです。

グリップサイズの知人に協力してもらいました。

15cmくらいですね。女性としても小さめです。

みんなが使っているという理由でをしばらく使ってたけど、今は自分がいちばん扱いやすいと思うを使ってます。

グリップサイズに迷ったら「標準的なサイズをとりあえず使ってみて、違和感があるようなら、違うサイズを試してみる」というスタンスがいいですね。

②適正なグリップサイズは?

ではグリップの適正サイズはというと、一般的にこの表のように考えられています。

サイズ太さ適合する人
細い手の小さい女性
標準その中間
太い手の大きい男性

日本人の成人だと「女性なら男性なら」というのが一般的です。

これを目安に買っておけば「あちゃー、失敗した〜」ということは、あまり起きないと思います。

またもし、ラケットを購入したあとに「グリップサイズを変えたい!」と思った場合は、後述の方法を使えば、誰でも簡単にサイズを変更できるので安心してください。

③グリップサイズが合っていないときのデメリット

「①実際の例」にもヒントがありましたが、このようなデメリットがあります。

グリップサイズが合っていないと…
  • 太すぎるグリップは、ラケットの操作がしづらい。
  • 細すぎるグリップは、指や手首のケガにつながりやすい。

どちらも「その日の調子」とか「たまたまその日だけ」というわけではなく、長い目でみた慢性的なデメリットです。

「インパクトでボールが思いもしなかった方向に飛び出す(=ラケット面が意図しない方向に向いている)」とか「薬指や中指に負担がかかって痛い・バネ指になりそう」とか、そいう状況が続くようであれば、ラケットのグリップサイズを見直してみてください。

上達の妨げになるようなことは、積極的にみつけて、できるだけ早めに取り除くのがGOODですね!😃

人からもらったラケットだと、適さないグリップサイズの場合もあるので、注意してくださいね!

④グリップサイズは自分で変えられる!

ラケットを購入した後でも、グリップサイズを変更したくなったら、自分で調整することができます。

1→2とか3→2とか、1サイズ程度であれば、市販されているグリップテープを使えば増減することができます

もう少し正確に言うと、0.8とかくらいの感覚かな。

簡単なグリップサイズの調整方法
  • サイズアップ:オーバー・グリップテープを、厚いものにする。
  • サイズダウン:リプレイスメント・グリップテープを、薄いものにする。

サイズアップは「オーバー・グリップテープ」で、サイズダウンは「リプレイスメント・グリップテープ」を使います。

ちなみに、この2つのグリップテープの通称はこのようになります。

ちまたの呼び方
  • オーバー・グリップテープ → グリップテープ、オーバーグリップ
  • リプレイスメント・グリップテープ → 元グリ(もとぐり)

オーバー・グリップテープは、おそらく9割以上のテニスプレイヤーが使用しています。一方、元グリを変えている人たちは少数派です。

このあと、サイズの調整以外にも、こだわりのある人がやっている簡単なグリップのカスタマイズも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね😃



オーバー・グリップテープを巻く

ラケットにはもともとグリップテープが巻かれています。(元グリ)

その上から、もうひとつ巻きつけるのがオーバー・グリップテープです

少しひっぱりながら巻きつけるのがコツで、シワなくきれいに装着できます。

元グリだけで使用していると、だんだんと滑るようになってきたり、擦り切れてしまったりするので、「オーバー・グリップテープを巻いて、それを定期的に交換する」といった使い方をします。

オーバー・グリップテープには、薄いもの・厚いものがあるので、これでサイズの調整が可能です。

オーバーグリップの例
  • 薄めのもの:ウイルソン PRO OVERGRIP
  • 厚めのもの:YONEX ウェットスーパーグリップ

※カタログスペックだと0.1mmの差しかありませんが、実際に使うと、もっと差があるように感じます。

また、手にくる感触は柔らかくなったりぼやけたりしますが、オーバー・グリップテープを2つ巻いてサイズアップすることもできます。

オーバー・グリップテープは、安いもので1本100円から、だいたい300円くらいまでで購入できるのでリーズナブルですね。

オーバー・グリップテープは、その感触の違いで「さらさらしてるドライタイプ」と「吸い付く感じのウェットタイプ」の2つに大別されます。

ぼくは手が乾燥ぎみなので、ウェットタイプが好みです。手汗の多い人は、ドライタイプを好む人が多いかな。



元グリを交換する

ラケットにもともと巻かれているグリップテープ(元グリ)を交換できます。

オーバー・グリップテープを巻ける人なら、同じ要領で元グリも変更できます。誰でもできるってことですね。

はじめて元グリを交換するときには「え、これ、やっちゃっていいのかな?」という気分になりますが大丈夫です😃

元グリを剥がすと、なかからプラスティックの八角形のバーが出てきます。

元グリには接着剤が全面についていますが、メリメリと剥がしていけます。ちょっと手がベトベトになりますけど💦

ここに新しいリプレイスメント・グリップテープを巻き付ければ、交換完了です。

この写真は「YONEX スーパーレザーカスタムシングリップ」リプレイスメント・グリップテープで、1サイズ近くグリップサイズを小さくできます

リプレイスメント・グリップテープの価格は、だいたい1,000円から2,500円くらいですね。



⑤グリップをカスタマイズすることもできる!

ラケットをより使いやすくするために、簡単なカスタマイズをしている人も、少なからずいます。

テニス歴の長い人、特に男性が多いです。

その2つの例を見てみます。

元グリをレザーにする

素材がレザーのリプレイスメント・グリップテープです。

レザーにすると、グリップの八角形の「角」がより手で分かるようになり、ラケット面がどちらを向いているか認識しやすくなります。

ボールを打つときの衝撃が、手に直接伝わる感じにもなるので、レザーを好まない人もいます。



グリップエンドを太くする

オーバー・グリップテープを巻く前に、グリップエンドにテーピング等を巻きつけて、少し太くします。

こうすると、野球のバットのような感じで、小指や薬指にラケットが引っかかりやすくなり、ストロークなどがやりやすくなります。

スイング中に無駄な力が入って「ギュッと握ってしまう」ことを避けるのにも、助けになります。

人によっては「出っ張っているのがジャマ」と感じる人もいます。



まとめ

一度自分の好みのグリップサイズが決まれば、それを変えることは頻繁には起こりません。

しかしテニスを始めてしばらくのうちは、技術の上達とともにグリップの握り方が変化したり、グリップサイズの好みが変わることがあると思います。

今回の記事で、グリップサイズに関する全般的な情報、サイズ調整の方法、カスタマイズの実例など、お役に立てる情報提供ができていれば嬉しいです!

それではまた!

以下は、ラケットのグリップサイズのシールや刻印のサンプルです。

サイズは「2」ですね。
写真がボケてますが、これも「2」ですね。
「4と8分の3」と読みます。グリップサイズは「3」です。
「4と4分の1」=「4と8分の2」なので、サイズは「2」です。

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