ダンロップ新SXシリーズの最上位モデル「SX300 TOUR」の試打をしてきました!
新SXシリーズのインプレは「SX300」と「SX300LS」に続き、今回で3機種目です。
インプレ記事を読む前に
ラケットやガットのインプレ/レビューは「個人的な感想や意見」で人それぞれ。
「誰がこのインプレ記事を書いてるの?」というのは重要な情報のひとつです!
プロフィールも、記事を読むときの参考にしてください↓
SX300 TOUR ダンロップ 新SXシリーズ【インプレ・評価】
まずは結論から。
重さがあるラケットなので、もちろんしっかり振れれば球威が出ます。
それにプラスし、
- チャンスボールをハードヒットするとき、難なくコートに収まってくれる(攻撃)
- 走らされて体勢がくずれていても、しっかりと深くスピンボールを返せる(守備)
この2点で非常に扱いやすいラケットでした。
「シングルスで、ベースラインからの打ち合いをとことんやりたい方」にオススメしたいラケットです。
スペック比較
SX300 TOUR | CX200 TOUR | |
---|---|---|
サイズ | 100平方インチ | 95平方インチ |
ウェイト | 310g | 310g |
バランス | 315mm | 310mm |
フレーム厚 | 23~26mm | 20.5mm |
パターン | 16×19 | 16×19 |
SXシリーズとCXシリーズの「TOUR」モデルを比較してみます。
どちらのラケットも腕力に自信がないと、なかなか使いこなせないウェイトですね。
ウェイトは同じですが、フェースサイズとフレーム厚が大きく違います。
この違いが、インプレ評価の違いにも素直に出てきました。
SX300 TOUR の飛びは?
とても良く飛びます。
パワーアシストがあり、低速・中速のスイングでもよく飛んでくれます。
今回「CX200 TOUR」と打ち比べながら試打をしました。パワーアシストという点では「SX300 TOUR」 のほうが断然あります。
パワーアシストのおかげで「SX300 TOURは、重さの割にストロークがやりやすい」と感じるラケットでした。
SX300 TOUR の振り抜きは?
扱いやすさはあるものの、振り抜きの良さは普通です。
これは「SX300」と同じなのですが、ぼくはあまりスイングスピードを上げることができませんでした。
比較対象の「CX200 TOUR」は振り抜きがとても良く、スイングスピードを上げやすいラケットでした。
ストロークに関しては、
- 中速・低速のスイングでもしっかりストロークできる「SX300 TOUR」
- スイングスピードを上げれないと球威がでない「CX200 TOUR」
という感じでした。
SX300 TOUR のとり回しは?
ボレーでのラケット操作性は、300gの「SX300」より少し落ちるかなと感じました。
非常にボレーのやりやすい 「SX300LS」 > 「SX300」 > 「SX300 TOUR」と操作性は下がるので「やっぱり重量の分は、仕方ないかな」と思うところです。
また「SX300 TOUR」より「CX200 TOUR」のほうが、ボレーは少しやりやすかったです。
まとめ
重さ310gのラケットですが、
筋力が落ちてきた後半でも「重さがだんだんと負担になる」というよりは「重さを使ってボールを深く返球できる」感覚がありました。
「CX200 TOUR」だとスライスで凌(しの)ぐところを、「SX300 TOUR」だとまだスピンでニュートラルなストロークに巻き返せる、というプレーの違いも生まれそうでした。
想像していたより「しんどい」感じは少なくて、「押し込まれたときに、しっかり返球するのを助けてくれる!」と思いました。
腕力や高い技術があり、SX300 TOURを使っても「スイングスピーを上げること」「ボレーで素早い動作をすること」を苦にしない方は、そうとう威力のあるスピンボールを手に入れることができると思います。
それではまた!
ダンロップSXシリーズの関連記事はこちら:
その他のおすすめ記事: