ぼくは2本のラケットを持ってテニスをしに行きます。
試合でも練習でもいつも2本です。
以前は同一のラケット2本を揃えていましたが、最近はメインとサブで違うラケット2本を持って行くことが多くなりました。
「同じラケット2本がいいのか?」それとも、「異なる機種/バージョンのラケットを2本持つほうがいいのか?」
この記事では それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
同じラケットを2本以上持つ必要性
どうしても勝ちたいトーナメントがあるとか、試合に勝つことが第一目標であれば、道具の不備で負けるわけにはいきません。
試合で勝つことが仕事だったり、人生を左右するような大事なことなら、同一セッティングのラケットを2本以上もつことは必須でしょう。
試合では「ガットが切れたから負けた」とか、言い訳になりませんからね〜
ぼくも試合に出始めたころ、「同じラケットを2本以上持っていたほうがいい」と仲間メンバーから言われてそうしていました。
参考にしていた本にもそう書いてあったので、同じラケットを2本保持することが、長い間の習慣になっていました。
同じラケットを2本持っているメリット
同じラケットを2本持っているメリットは、大きく分けて3つあります。
1.試合に準備万端な気持ちで挑める
試合では、相手より少しでも優位性を確保しておくことが勝ちにつながります。
ガットやラケットにもし不都合が起こったとしても、もう1本同じラケットがあれば対処が容易です。
試合ではメンタルも非常に大事です。
「ラケットやガットに何が起こっても大丈夫!」という安心感は、一球一球に集中できる状況を生み出します。
2.切れ間なく、同じラケットを使い続けられる
例えば、ガット張りをするために1本のラケットを預けていても、その間もう一本のラケットで練習ができます。
試合が近い日に、違う種類のラケットはあまり使いたくないですよね。
せっかく調整してきたものが、崩れてしまうリスクがあります。
3.一番のメリットは、ガット選びが容易になること
ぼくの場合は、試合とは関係ないところに一番のメリットを感じています。
いちばんのメリットは、自分に最も合うガットや、最適なテンションを、比較しながら見つけられることです。
同じラケットがあれば、交互に試したりして、じっくりと違いを比較することができます。
同じラケットを使ってガットの比較評価をすると、ガットに関する情報量や経験値が飛躍的にアップします。
同じラケットを2本持っているデメリット
やっぱり費用がかさむことが一番のデメリットです。
単純にラケット購入費用が2倍かかりますし、ガット代も1.5倍〜2倍くらいになります。
資金に余裕があり費用が気にならないなら、ほぼデメリットはないと言っていいと思います。
あと細かいことですが、使わなくなると無駄な在庫が2倍になります。ラケットって愛着が湧くので、なかなか手放せないんですよね〜
1本持ちを選択する理由
今現在、ぼくは同じラケットの2本持ちはしていません。
メインとサブで違うメーカーのラケットを2本、持ち歩いています。
「同一のラケットは1本だけ」というのも、今の自分的にはアリなのです。
その理由は4つあります。
1.実質的に、一本しか使わないから
ぼくはここ数年、都道府県主催の大会に参加していますが、勝つことが死活問題というわけでありません。
一日に多くても3試合(合計3セット程度)を行う感じで、1本のラケットで済んでいます。
調子がいまいちで「ちょっとラケット変えようかなー」と思うときもあります。でもそういうときは、何をしてもダメで、たいてい良くない結果に終わります。
2.ガットが切れないから
試合があるときは、数日前〜前日にガットを張り替えています。
なのでノッチの入ったガットで試合を行うこともなく、切れる心配がありません。
これは、自分でガット張りができるようになったメリットかもしれません。
信頼できるショップでないと、張ってすぐに切れたりすることが過去にありました。
現在はポリかナイロンマルチのガットを使用しています。そのハイブリッドにすることもあります。
ナイロンモノを使っていたり、ポリでも一日で切れてしまうような人は、試合だと同一ラケット2本以上が必須だと思います。
3.同一ラケットを買っても、完璧には同じじゃないから
「同一ロットの連番で買う」というのが理想ですが、ぼくはそんな贅沢はできません。
ラケットは「しばらく使って、良かったらもう一本追加購入する」というスタンスです。
こうなると同じラケットを2本持っていても、ウェイトもバランスもスウィングウェイトも体感できる違いが生まれます。
事実上「メインはこっちでサブはこっち」のように区別された状態になり、結局メインの1本ばかり使ってたりします。
こうなると「同一機種の前バージョンでも、サブラケとして十分実用的なのでは?」という考えになります。
4.ラケットはヘタるから
半年くらい同じラケットを使っていると「なんか飛ばなくなってきた?」と思うことがあります。
自分の技術の問題かと思っていたんですが、とあるメーカーのラケット製造担当の方から「ラケットがへたって、飛びが悪くなる現象は起こりうる。特にフレックスが柔らかい○○では起きやすい」と情報をもらいました。
専門的なことはよくわかりませんが「金属疲労のようなことが起きている」と想像しています。
メーカー各社からは1年半くらいのサイクルで、性能アップされた新製品が出て来ます。
使用に伴いラケットの性能劣化が起きることを考えると「より良い新製品に半年くらいごとに変えていくのもアリ」と思うようになりました。
まとめ
ざっくりとまとめると、
- 同一ラケットの2本持ちは、試合やガット選定で大きなメリットがある。ネックは費用のみ。
- 1本持ちでも、ガット切れに不安がないなら特に問題ない。コストを抑えつつ新製品に鞍替えできる。
となります。なんだか当たり前の話で、すみません。。。
今後しばらくの間は「1本持ちでいきつつ、心底に気に入ったラケットに出会えたら、2本持ちを復活させよう」という感じで、テニスライフを送るつもりです。
ラケット2本持ちについて疑問を持っている方へ、何らかの情報提供ができていれば嬉しいです。
それではまた!
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