株式や為替、その他の商品などの売買を繰り返すことのできる「金融市場」。
投資に活用できますが、ギャンブル状態にはまる危険性のある場でもあります。
投資とギャンブルはどう違うのか?
これから投資を始めてみようと思っている方に、分かりやすくポイントをお伝えします。
投資とギャンブルは何が違う?【投資の話#9】
いま言葉として、
- 投資=資産を構築して増やすこと。
- ギャンブル=お金を賭ける娯楽・勝負。
というのが、社会的な意味になっています。
特徴をリストにすると、次のような感じ:
- お金を賭けるスリルを楽しめる
- 大金を手に入れる可能性がある
- 依存症になる
- 長くやればやるほど損失が出る
- だいぶ地味な作業
- 資産が大きく増える可能性がある
- 勉強が必要
- 長くやれれば生活の柱になる
きっと「そのくらい分かってるよ〜」と思ってますよね。
「投資を勉強するつもりもあるし、大金を目当てにギャンブル的なことはしない。」
そのとおり!今のあなたなら大丈夫です。
今のままなら…
投資を始めてしばらくすると
しかし、
実際に売買を30回くらい行ったあとは、どうでしょうか?
最初の気持ちのままなら、あなたは本当に大丈夫です😃
もうこの記事を読む必要はありません。
でももし「含み損(ふくみぞん)を減らしたい」とか「もっと売買の利益を大きくしたい」と考えているようなら、それは注意シグナルです。
どちらかといえば、こっちが普通の人ですね。ぼくはこっち😅
まぁ、大多数の人がこっちだと思います。
逆に、それに気づくことができれば「あなたはよく自己心理分析できる人」ということです!
もしここで感情に流され、直感にまかせたトレードを行ってしまうようになると、のちのちギャンブルになって失敗する可能性があります。
3つのタイプがある
金融市場で売買をおこなう行動は、3つのタイプにあてはめることができます。
- ポートフォーリオ型
- トレーダー型
- ギャンブル型
それぞれ、かんたんに説明していきます。
ポートフォーリオ型
「ポートフォーリオ」は書類かばんのことで、そこに紙の株券や証券をいれてるイメージです。
あなたの「金融資産をゴソッとまとめたもの」というわけですね。
このポートフォーリオの中身をより好ましいものに変えていくことで、資産を伸ばしていきます。
「ある株を売って、他の株を買い、投資信託を追加する」といった調整をするわけですね。
この調整をするとき、金融商品の売買をおこなうことになります。
トレーダー型
「買って売る」とか「売って買う」ことを前提に、その価格の差益を得ることを目的にしています。
1回1回の売買取引では、プラスになったりマイナスになったりします。
それらを合算してプラスになる手段を、合計利益が最大になる手段を、探求しながら実践していきます。
残念ながら個人では、ごくごくわずかな人しか、トレーダーとして成功していません。
伝説的なトレーダーとかはすごく魅力的です。でもどんなやり方をしても、かなりの労働がともない、精神的にもすごく疲れます。
ギャンブル型
感情的になっているとき
冷静でないときに、売買を実行すると、それはギャンブルになります。
最初のころ売買はだれでも緊張します。これはしょうがない。
でもその後、「不安にかられて売りはらった」とか「欲望で買い増しした」とか感情に流されて行動するとギャンブルになります。
ここでひとつだけ覚えておいてほしいことがあります:
例えば「1000円で買った株が、500円になってしまったら売ろう」と決めていたのに、400円になっても300円になってもズルズルと売らないでいる、といった状態です。
これって冷静な判断ができていませんよね?
人間の本能的な心理と戦うところです。ぜひ覚えておいてネ!
ぜんぜん勉強しない
それからもうひとつ。
あまりにも金融商品に無知なときに、売買をおこなうこともギャンブルです。
株の売買をするなら「会社四季報」の存在を知っておいたほうが無難です。
信用取引やFXをするなら「追加証拠金(追証:おいしょう)」を知らないと、かなり危険です。
取り扱う金額を大きくする前に、コツコツ勉強もしていきましょう😃
まとめ
ギャンブル型のところが、ちょっと長くなってしまいました💧やはりリスクがあるので。。
まとめます。
「ポートフォーリオ型」でも「トレーダー型」にしても、かならず売買を行います。
人間なので、売買で利益がでればうれしいし、損失がでるとくやしいです。
いまからあなたが行おうとする売買が「どの型になっているのか?」
ぜひ思い出すようにしてくださいね!
- ポートフォーリオ型:資産の構築
- トレーダー型:労働/一部の成功者
- ギャンブル型:娯楽・賭け・依存症
投資を始めてしばらくしたころ、ぼくはトレーダーにもそこそこチャレンジしました。
でも結局ギャンブルになってしまいダメでした。損失を思い出すと胃がイタイ…
いっぽうでポートフォーリオのほうは順調に育ち、トレーダーとしてのチャレンジ失敗(でかい損失)も吸収できました。ふぅ…
今ではこのような状況です:
投資の状況
投資歴は15年くらい。
波はあるけど、年単位でみると資産はずっと増加している。
資産から生活費をちびちび下ろして使い始めた。しかし資産は目減りせず、そのまま増加傾向が数年続いている。
投資による資産が、実生活と精神的な安定を支えている。
友人に投資を教え始めたので、そのついでに新たな種マキをしようかと考えているところ。
なので「ポートフォーリオ型」がぼくのオススメです😃
ポートフォーリオの基盤となっている「株式投資の3原則」はこちら:
これらの記事が、あなたの投資活動の参考になればうれしいです。
広告を目にしたときは「これはどの型のことかな?」と考えると、その企業の性質を判断しやすいですよ〜
それではまた〜!
その他の関連記事: